2006年04月30日

「NHK子会社」と「特別会計」との関係

 今日、TBSで放送された「噂の!東京マガジン」では、労働保険特別会計の無駄使いが取り上げられていた。

 「母屋(一般会計)ではお粥を啜っているのに、離れ(特別会計)ではすき焼を食っておる」という塩じいの国会の委員会での発言でもお馴染みである。しかし、最近では「離れ」ではなくて、「『地下室』でみんなに分からないように食っている」いう表現があるが、正に「地下室」の方が的確だ。

 番組の中で取り上げられたのは、厚生労働省所管の独立行政法人「雇用・能力開発機構」が、労働保険特別会計からの支出により建設、運営をしている「アビリティガーデン」である。前にもこのブログでは、「私のしごと館」の無駄使いと一緒に取り上げた。
 
 そこで問題にしたいのは、NHKの子会社「NHKエンタープライズ」と内装会社の共同企業体が、「私のしごと館」の一部設計を担当していた事である。毎年、赤字を垂れ流していて、その穴埋めに雇用保険特別会計が使われている建物に関係していたとは、今日始めて知って驚いた。

 「私のしごと館」赤字34億円でもNHK関連企業に仕事発注 - 東京新聞

 同館に対する保険料の「無駄遣い」については、さまざまなメディアで批判が繰り返されてきた。NHKも今年5月、同館について、独立行政法人の合理化の進ちょく状況を伝えるニュースの中で、「この施設は昨年度、およそ21億円の維持費に対し、入館料などの収入は1億円しかあげていない」などと指摘していた。「無駄」の言葉こそないが批判的だ。
 ところが、この赤字施設の一部設計を担当したのは、NHKの関連会社・NHKエンタープライズ(本社・東京、当時NHKエンタープライズ21)と、内装会社の共同企業体だ。2005/12/18


 NHKの問題は、省庁となんら変わらない。子会社が管理職OBの天下り先にもなっている。最近では、プロデューサーの不祥事が再び発覚するなど、組織の温い体質が露呈している。特に解せないのは、NHK職員の平均給与が約1.200万円と、公務員の平均給与約700万円と比べてみても、明らかに高すぎる事である。

 子会社の改革と同時に、職員給与の見直しも必要であり、半強制的に徴収される受信料は、税金と同じ様に、厳格に扱わなければならない!

 参考ブログ
NHKを公表されている事業収支報告書から切ってみる - 貞子ちゃんの連れ連れ日記
 
 【追記】 05/01 05:58

 経営委員の常勤化が必要 NHK改革で総務相(共同通信) - Yahoo!ニュース

 竹中平蔵総務相は30日、民放のテレビ番組に出演し、不祥事が相次ぐNHKの企業統治強化策として、経営委員会に常勤の経営委員を置くべきだと発言。総務相の私的研究会「通信・放送の在り方に関する懇談会」が5月に取りまとめる報告書に、この点を盛り込む考えを示した。

 総務相は最近のNHKについて、「日本の国民生活に定着した重要な役割があるにもかかわらず、あれだけの不祥事が出て、それが受信料の不払いにつながっている」と指摘。不祥事の根絶には経営委員会の機能強化が不可欠との認識を示した。 04/30 15:05


 経営委員会の委員は総理大臣が12人を任命し、委員は予算決定等を行うとされていて、経営委員会で決定された年度予算を国会で承認してもらう。

 その経営委員会だが、常勤の委員がいなかったのが不思議なくらいで、月に2回としか開かれない経営委員会では、機能していないのと同じだ。又、一回開いた場合の委員の報酬が5万5.000円なのは高い気がするが、妥当な金額と言えるのか?

 NHK経営委員の任務放棄と報酬の「怪」 - 株主オンブズマン

 経営委員の各人別報酬実績は「個人に関する個人情報」であるという理由で開示を拒否した。しかし、平成17年度の標準となる報酬年額は、経営委員長704万円、経営委員長職務代行者633万円、経営委員563万円であると開示してきた。

at 18:17 | 政治全般 | CM (0) | TB (1)
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社会の問題点とその解決法(1)
Excerpt: 以前、労働保険その他がいかに高いかについて書かせていただきました。この種の国の横暴には目に余るものがあります。法律で定められているんだから義務だと言うことですが、拒絶する方法はないし、払わなければ差し..
Weblog: 日々1%成長を
Tracked: 2006-05-22 11:33
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